業務ソフトの「かるがるできる」「らくだ」シリーズ

相模螺子 株式会社 様

給料らくだプロ

 

※本記事の内容は、取材当時のものです


2~3日かかっていた給料計算がわずか1日足らずに!
圧倒的な効率化で、変化する従業員数・給与形態に対応

 

相模螺子(さがみ らし)株式会社

常務取締役 久保田 浩章 様

社名に掲げられたねじの他、切削加工、作業工具、自動車部品など、4本柱の業務で着実に成長を続ける相模螺子株式会社は、『給料らくだプロ』を活用することで、給料計算の時間を大幅に短縮。 社員、パートが混在する状況にも、柔軟に対応されています。

 

4業態を柱として安定した経営を実現する、総合機械部品メーカー

相模螺子株式会社は、神奈川県相模原市で1979年に創業された総合機械部品メーカー。社名に掲げられたねじ部品の取り扱い、ステンレスや鉄・アルミの切削加工、ケーブルカッターをはじめとする作業工具、Uバンド等の自動車部品など、4つの柱となる業務を中心に、あらゆるニーズにスピーディに応えるメーカーとして信頼を集め、2002年には自社ビルを新築されました。また、2005年にはISO9001を取得されています。

 「当社は元々、父と母がねじの小売りから立ち上げた会社です。その後、工場とお客様の間に立って商社的な営業展開に推移し、1981年に株式会社になりました。その後、バブル後に倒産した協力会社などを合併して現在の業態に成長しました。正直、倒産した会社などを吸収したことで当社自身も苦境に立つこともありましたが、現在ではそのようにして吸収した業態や製品の展開も安定し、4つの業務が大きな柱としてあることが強みになっています」

常務取締役の久保田浩章様が経営に参画したのは、協力会社の吸収合併をはじめた1993年頃のこと。吸収合併によって傘下に入った工場の運営管理から始まり、やがて全社の経営改善に着手。2002年には分散していた工場を本社に集約し、徹底したコスト削減と経営の安定化に尽力されました。そして2007年から給与計算業務も久保田浩章様の管轄となり、『給料らくだプロ』をご活用いただくことになりました。

毎月の一大イベントだった『給与計算』を効率化
2~3日がかりの大仕事が、1日もかからない軽い作業に

久保田様が給与計算に着手される前には、その作業は2~3日がかりの大仕事だったということです。
「私が給与計算を担当する1年ほど前から、『給料らくだプロ』が導入されていましが、前任の担当者は旧来から慣れ親しんできた手書きにこだわっていたこともあって、部分的な使用しかしていませんでした。給与はタイムカードから手書きで計算して、その金額だけを『給料らくだプロ』に入力して税額を算出。それをまた手書きで書き出すという感じでした。その上で全体の確認計算を改めて行い、それでミスが見つかれば、また全体を見直して…。もう、大変な作業をやっていました。当社の従業員は、工場ということもあって時期により大きく変動します。現在は約30名程ですが、多い時には40名前後の従業員がいました。その人数の給与計算をそんな形で行っていたので、2~3日もかかる、まさに一大イベントといった感じでしたよ。『せっかく良いソフトが入っているのにもったいないなあ』『このソフトで全部できるのになあ』と思いながら見ていました」

 10名以下の少人数でも、手計算では大変な手間がかかる給与計算。それを30名から40名分も切り盛りされていた担当者様の苦労がうかがえるエピソードです。そんな前任者の苦労を見かねて、自らが給与計算に取り組むことにした久保田様。効率化のために『給料らくだプロ』を存分に活用し始めました。
「効率化という点では、比べものになりません。あれだけ時間がかかっていた作業が、1日足らずで完了するようになりました。

しかも、他の業務もこなしながらです。社員については勤怠情報を入力するだけ、パートさんなら勤務時間を入力するだけで、その月の給料、税額、保険料などが算出でき、支払い金額も確定できる。勤務形態も個々に設定できるし、給与計算が本当に楽になりました」
『給料らくだプロ』の活用により、多様な業務形態の従業員の方々の給料がスピーディに、正確に算出でるきようになったことを、久保田様は手放しで喜んでくださっています。

 

支給控除一覧表を会計士・労務士に提出し、給与振込にも活用
項目の自由設定機能で、利益を従業員に還元

 通常の給与明細、賞与明細の他、久保田様が最も良く使用する機能として、支給控除一覧表を挙げてくださいました。
「これは便利な機能ですよね。毎月使っています。会計士、労務士にもこれをプリントアウトして提出していますし、私自身も給料の振込時には、この支給控除一覧表を見ながら行っています」
今後は、給料振込に全銀協フォーマットの使用も考えているという久保田様。現在利用しているふたつの銀行への振込は、それぞれ自分が表計算ソフトで作成したフォーマットを使っているとのことでした。

久保田様が、大変便利だと挙げてくださったもうひとつの機能は、給与明細書で自由な名称で項目を追加できる機能です。久保田様はこの機能を、社員への積極的な利益還元に使用されています。
「当社では、利益が上がった時に、少しでも社員に還元したいと考えています。その時に、自由な項目が設定できる機能は大変重宝しています。なまじ賞与という形だと社会保険料などが引かれてしまいますし、時期的にもランダムなので、その都度、『売上手当』など自由な項目名を作成して社員に支払いを行っています」
リーマンショックや東北大震災などにより、経済的な打撃が連続して生じてきた現在、多くの企業がボーナスカットを余儀なくされています。旧来のようなボーナスの支給が望めない状況の中で、相模螺子株式会社様では、利益が上がった時に即座に社員に還元できるスタイルを確立。その時に自由な項目設定が役立っているようです。
また、現在は使っていないものの、ゆくゆくは活用したい機能として挙げてくださったのが『人事考課票』。個々の従業員の評価を確立することで、より生産性の高い会社作りに役立てたいとのことでした。

 

電話サポートは2か月に1度程度の頻度で利用
他社と比べて圧倒的に安い『年間保守サービス』も安心

自ら表計算ソフトで振込依頼書を作るなどのスキルを持ちながらも、ご自身のことを「あまりパソコンには詳しくない」と語られる久保田様。『操作サポート無料』の一環である電話サポートは、およそ2か月に1度程度の頻度でご利用されているとのことです。
「サポートの対応は問題ないですね。私はパソコンにそんなに詳しくないので、難しい言葉などを使われたら分からないんですが、いつもていねいでわかりやすい対応です」
商品購入時から有償の『年間保守サービス』もご利用されている久保田様は、その価値についても語ってくださいました。
「一般的なソフトの保守料、メンテナンス料と比べたら、すごく安いなと感じます。実際、1年に数回は、法改正・税制改訂に伴って、確実に役に立つ更新などがあるし。逆に、他社の保守料がすごく高く感じてしまいますね」
給料ソフトに関しては、利用開始以来『給料らくだプロ』のみを使い続けてくださっている久保田様。ソフト自体の使用感はもちろん、『操作サポート無料』『年間保守サービス』も含めて、高いご評価をいただいています。

 

「モノづくりを通して世の中の役に立つ」という一貫した理念
生産管理システムの改変などで、生産のさらなる安定化を図る

現在、相模原商工会議所に所属し、相模原市青年工業経営研究会の会長を務めておられる久保田浩章 様。相模原市青年工業経営研究会は42歳以下の若い経営者の方々が集まり、「地道に自ら学ばん」という基本理念の下、より良い経営者に成長するために日々、切磋琢磨されています。そのような立場の中で、会社の発展、地域の発展、そして工業・産業の発展のために、久保田様は様々な将来のビジョンを育んでおられます。
「会社については、基本的にスタイルを変えるつもりはありませんが、モノづくりを通して、より世の中の役に立ちたいという希望があります。これは、代表取締役である父・久保田隼夫から発した理念ですが、私たち次世代の人間も、この理念を継承したいと思っています。合わせて商工会議所での活動もありますが、その活動を通してヒューマンネットワークを構築し、何かを提供できる人、何かを求める人などの情報を集約して結びつけるなど、あらゆる形で社会に貢献したいと考えています」
そんなビジョンが結実した成果のひとつとしてあるのが、相模螺子株式会社オリジナルの商品である『楽ラクあっくん』です。『楽ラクあっくん』はボトルキャップのオープナーで、ご高齢者やお子様でもペットボトル、バウチ容器、プルタブなどを簡単に開閉できる製品。東京工芸大学との産学連携で生まれた製品で、福祉施設を訪問した久保田様が施設利用者のニーズからアイデアを生み出し、そこに着目した東京工芸大学が授業への採用を要望、久保田様と学生達が共に生み出し、デザイン性・利便性を高めました。

「この製品は現在、当社のホームページで販売しています。また東京工芸大学様、コカコーラボトラーズ様にお買い上げいただき、徐々に世に広まっている所でしょうか。さまざまな展示会などにも出展し、良い反応を得ています」福祉関係への貢献や産学連携による新機軸の商品開発など、新たな取り組みでも着実に成果を上げる相模螺子株式会社様は現在、生産管理システムの改変などを視野に入れているようです。受注から部品・資材の発注、そして納品までの管理などを行いたいという久保田様の構想では、当社の『販売らくだ』シリーズ、『在庫らくだ』シリーズがお役に立てる可能性があります。そして久保田様は、当社からのご提案を鋭意検討して下さっています。

会社の基礎をより確固としたものとし、ジャンルを超えたヒューマンネットワークを活かしたモノづくりで社会に貢献する。相模螺子株式会社様は、長年その技術力の高さで日本を支えてきたモノづくりの力を活かして、縁の下から日本を持ち上げる原動力となって下さるに違いありません。

 

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