業務ソフトの「かるがるできる」「らくだ」シリーズ

有限会社ヤママン 様

在庫らくだプロ

 

※本記事の内容は、取材当時のものです


約1500種類の在庫を一括管理
便利な『棚卸』機能で、煩雑な在庫確認も少人数でこなせる!

 

有限会社ヤママン

専務取締役 畑仲 克裕 様(はたなか よしひろ)

住宅建設の資材販売を行う有限会社ヤママン様。
床材などの細かい資材から、ベニヤ、石膏ボードなどの大きな資材まで、約1500種類に上る在庫の管理を、『在庫らくだプロ』で一括管理。合わせて、『販売らくだプロ』『出納らくだ』も活用されています。

 

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『販売らくだプロ』有限会社ヤママン様事例
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住宅建設に関する、あらゆる資材を販売
設計段階からの提案営業で、よりきめ細やかなサービスを提供

浦和駅前に本社を構え、他に営業事務所兼倉庫を持つ有限会社ヤママン様は、1947年(昭和22年)に「山萬木材」として創業し、1970年に現在の「有限会社ヤママン」に更改。業務内容を従来の材木業・建築業から、建設資材の販売に移し、現在に至っています。地元の建築業者、さらには施主様との密接な関係を築き、安定した業績を誇ります。

「当社の強みは、ただ資材を販売するだけではなく、施主となる一般のお客様と直接お話しし、最適な建築業者をご紹介する提案型の営業ができることです」(専務取締役 畑仲克裕 様)
ただ資材を販売するだけではなく、施主様に直接営業ができるのは、実際に住宅の建築を行っていた「山萬木材」時代の経験が生きています。有限会社ヤママン様は、新築時の初期プランから各種リフォーム・増改築、耐震診断、省エネ設備の導入などにも対応。単なる「販売店」ではなく、「住宅総合資材販売店」と銘打つ理由も、そこにあります。

とはいえ、主要な業務は、やはり建築資材の販売です。一口に建築資材と言っても、床材・幅木などの細かな造作材から、ベニヤや石膏ボードなどの板材、ユニットバス、システムキッチンなどの大型器材、見えない部分で住宅を支える構造材、サッシ、各種ドアなど、数え上げればきりがありません。
「資材の中でも、常時在庫として保管しているのは、床材などの造作材やベニヤ、石膏ボードなど、一度に大量な数が必要になるものが中心です。およそ1500種類の資材を在庫として抱えています」(畑仲様)
畑仲様は、この膨大な在庫を『在庫らくだプロ』で管理。また、『在庫らくだプロ』を営業活動にも役立てています。

 

一番のネックだった在庫管理を効率化
膨大で面倒な手書きの在庫伝票作成から、ソフトによる一括管理へ

畑仲様は、2001年から『在庫らくだプロ』を導入。それまでは、手書きで在庫伝票を作成し、管理していました。
「以前は在庫管理も伝票の作成も全部手書きで、非常に大変でした。在庫については、在庫管理カードを一枚一枚手で書いて保管し、資材の入出庫のたびにそのカードを差引して管理していました。本当に、建設業、特に資材販売については、この在庫管理が一番のネックなんです。しかし、それでも絶対にやらなければならない作業。そこで、使い勝手の良いソフトがないかと探していたんです」(畑仲様)
いろいろと在庫ソフトを探した畑仲様は、家電量販店で『在庫らくだプロ』を発見。「これだ!」と感じ、購入を決意しました。
「事務機器メーカーなどが出している在庫管理ソフトは、とにかく高い。仕入れや発注など、連動する機能が多いせいもありますが、それこそ必要ありません。ただ単純に、自社の在庫が簡単に確認できるソフトが欲しかったんです。その点、『在庫らくだプロ』は明快です。それまでやっていた在庫管理を単純に置き換えて、しかも効率的にできる便利なソフトだと思います」(畑仲様)
畑仲様がイメージされていたのは、面倒だった手書きの伝票や帳面による在庫管理が、簡単な入力だけでできるようになること。その点で、機能を厳選した『在庫らくだプロ』は、そのイメージに見事にマッチするソフトでした。
現在、畑仲様は、在庫管理を一人で処理。約1500種類の商品を『在庫らくだプロ』に登録し、在庫管理を随時行っています。入出庫時に行うのは簡単な数字入力だけで、通常の在庫管理が一瞬で終了。手書きの帳面や在庫カードを使用するよりもずっと効率的で、間違いも少ないとのことです。

 

自社倉庫の他、顧客ごとに別倉庫を設定
お客様のアフターフォローにも『在庫らくだプロ』のデータが役立つ!

畑仲様は、『在庫らくだプロ』を、ユニークに活用。メインの『自社倉庫』で自社の在庫を管理する他、施工される住宅1軒ごとに『倉庫』を作成し、別倉庫という扱いで入出庫管理をしています。『在庫らくだプロ』では、『設定』→『自社倉庫』の項目で、『倉庫』が簡単に追加できます。

「1軒1軒を別倉庫と仮定することで、どの物件にどの資材をどれだけ搬出するかという、資材の流れが明確になります。ひとつの施工が立ち上がった段階でその家の『倉庫』を作って資材を振り替えておくことで、たとえ実際の資材は同じ自社倉庫内にあっても、『この資材のこの分量はこの家のもの』という分類ができます。施工が複数重なった場合でも、必要分はそれぞれの『倉庫』に移動されているので、メインの『自社倉庫』に表示されるのは残数だけ。補充の必要などがすぐに確認できるので、在庫切れを防ぐことができるのです。」(畑仲様)
資材管理の流れとしては、まず仕入れ時にメインとなる『自社倉庫』の『入出庫伝票』に仕入個数を入力。新規の物件が成立した際に、新しい『倉庫』を作成し、その物件に必要な資材を『自社倉庫』から『振替』します。そして、実際に資材を販売した際には、この『倉庫』から『出庫』した形になります。

必要な資材を別倉庫に『振替』することで、使用予定のある資材を分類。倉庫に置かれている資材の数とは異なる、実際の『在庫数』が明確になります。これにより、注文の過不足などを避け、適切な仕入れを行うことができるということです。
現在、物件ごとの『倉庫』は、累計で200以上。『倉庫』のひとつひとつには、それぞれの施工で使用された資材の履歴が保存されています。このデータが、お施主様へのアフターフォローに大いに役立つ、と畑仲様はおっしゃいます。
「在庫らくだプロには、それぞれの家の建築に使用された資材データのすべてがあります。つまりそれを見れば、どの資材がいつ頃メンテナンスが必要になるかというのがわかます。例えばガスコンロであれば、5年ぐらい経ったら一度ご様子をうかがう、DMを送付するなどのアクションを起こすことができます。家のすべての部分について、それが言えます。つまりそれぞれの家に対して、恒久的にアフターフォローができるのです」(畑仲様)

在庫管理だけではなく、リフォーム提案などのアフターフォローにも『在庫らくだプロ』を活用する畑仲様。そのイマジネーションには驚くばかりです。

 

約1か月かかる棚卸作業にも、『在庫らくだプロ』が大活躍
「絶対に数が合わない」在庫と実在庫を、効率的に確認・調整

「一年に一度しか使わないけど、一番便利な機能は『棚卸』だね。これは本当に助かる」と畑仲様。棚卸は、約1か月かかる面倒な作業だということです。
「建築系の在庫は、実在庫と帳面の数が合わない商品があるのは当り前。だから、在庫管理がネックなんです。なぜなら、資材が大量に入庫した時に1、2個ぐらいの数が前後していても、ひとつひとつ数える時間もないから確認なんかできません。建築現場に出庫する時も同様で、資材を取りに来た業者が1、2個間違えて持っていったら、やはりその場では確認のしようがありません。それが1年経つと、取扱い数が多い商品ほど、帳面と実在庫の違いが生じることになります」(畑仲様)
一回に入出庫する商品数が多い、建築系の資材。さらに、端数のある細かい単位で動くことも当り前だと言います。資材管理、営業、現場確認、お施主様や工務店との打ち合わせなどを一人でこなす畑仲様が、入出庫ごとに資材の数をいちいち数えるのは、ほぼ不可能。そしてこの状況は、建築関係のすべての業者に言える傾向であると、畑仲様はおっしゃいます。だからこそ、在庫数と実在庫を合わせる棚卸は、非常に重要な作業なのです。
「以前は、約1か月の間に人数を動員して、何千枚もの在庫カードをいちいち見ながら、ひとつひとつの資材の数を数えていた棚卸。『在庫らくだプロ』の導入後は、期間は約1か月と同様ですが、1~2名ほどで行えるようになりました。『棚卸リスト』を印刷して、数を数えて書き込む。資料がスッキリとコンパクトになったし、表形式でわかりやすいので、作業がとてもスムーズに進みます」(畑仲様)

約1500種類で、それぞれかなりの個数がある資材の棚卸。しかもベニヤや石膏ボードなどの大型資材は、フォークリフトで移動しながらの確認が必要になります。限られた期間や人数でこの作業をこなさなければならないのは、大変なご苦労でしょう。畑仲様は、帳簿上の在庫数が表形式で確認できて、実在個数の記入欄もある『棚卸リスト』を活用して、この作業を効率的に実施しています。確認後の在庫数の訂正が簡単に行えるのも、便利だとのことです。

 

「『在庫らくだプロ』は、使いこなすほど面白い」
『販売らくだプロ』『出納らくだ』も併用

「『在庫らくだプロ』の使い方に迷ったことはない」と断言する畑仲様。探し求めていたシンプルな在庫管理ソフトを、「こんな簡単なソフトはない」と導入時から迷うことなく使いこなし、すぐに自分のイメージにマッチした、実用性にかなう使い方を確立されました。
「もちろん、商品点数が多いから、導入時にそれを入力するのは大変でしたけど、それはソフトの使い勝手とは別物。『在庫らくだプロ』は、使い込むほど面白いね。他の会社がどういう使い方をしているのかわからないけど、自分がやりやすい形に使いこなせるのが良い。多機能過ぎたり、他の要素と連動性があるようなソフトだと、こうはいかないですね」(畑仲様)
1物件をひとつの倉庫と仮定して資材の運用を行い、在庫を適切に管理する畑仲様は、そのように独創的な使い方が簡単にできる点を、「在庫管理に特化したソフトならでは」と高く評価して下さっています。その評価が決して社交辞令でないことは、BSLの他製品までご愛用頂いている点にも表れています。
「当社では他にも、『販売らくだプロ』『出納らくだ』を使っています。導入したのは、『在庫らくだ』とほとんど同じぐらいのタイミングです。使い勝手が一緒だし、便利に使わせてもらっています」(畑仲 様)
営業や建築の工程管理に活躍しているという『販売らくだプロ』、営業所の出納管理に欠かせないという『出納らくだ』は、共に有限会社ヤママン様の業務に役立てられているようです。
※『販売らくだプロ』『出納らくだ』については、別の記事をご覧ください。

 

1軒1軒の建築を最後までサポートし、アフターケアも万全に
『在庫らくだプロ』を駆使して、中身の濃い商売を行い続ける

「どうせ商売をやるなら、ただ資材を売るだけではなくて、1軒1軒の建築に最後まで関わり、末永くアフターフォローまで付き合わせていただく中身の濃い商売の方が、断然面白味があります」と語る畑仲様。

ただ資材を販売するだけではなく、建築を設計段階からリードする営業方法は、畑仲様ならではの独創的なスタイルです。自分が関わったすべての住宅のデータを保持し、フォローを続けるそのスタイルは、多忙さが増す反面、お客様と末永くお付き合いできる醍醐味があると言います。
「私が初めて営業したのは小学生の時(笑)。先生に『家を建てるならうち(山萬木材)で建ててよ』と言って、先生が実際にうちで建ててくれた時です。以来、先生は今でもご壮健で、約60年のお付き合い。3回目の建て替えまで当社を使って下さいました。このような人との繋がりは、建築業ならではの醍醐味ですよね」(畑仲様)

アフターフォローまで万全に行いたいという思いは、BSLにも共通する理念。畑仲様が「ソフトが簡単すぎて、今まであまり使ったことがない」と言われる『操作サポート無料サービス』や『災害支援サービス』などもその一環です。人の一生を左右する家造りに真摯に取り組む有限会社ヤママン様と同様、BSLもユーザーの皆様に末永くご愛用いただけるよう、製品の開発とサービスの提供に取り組み続けます。

 

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